会社情報

シネマ工房の考えや今までの歩みです。

代表者メッセージ

人と人、心と心の感動を伝えたい。

 「映画っていいですね」というある有名な映画評論家のことばがありますが、こころを豊かにする名作にめぐりあったときの感動-まさにこのことばがぴったりと当てはまるのではないでしょうか。例えば、“ニュー・シネマ・パラダイス”、イタリアの古き良き時代の映画館を舞台にそこに集まる人々の心のふれあいを描いた秀作です。地味な内容ですが、見るひとの気持ちをぐいぐいひっぱっていく何かが感じられます。
 では、良い映画の魅力とは何でしょうか。シナリオ?監督?主役?わたしは、脇役の存在が非常に大きいと思います。シネマ工房は、地味ですがなくてはならない、そんな脇役になりたいと思っています。
 感動をひろく伝えることがメーカーとしての喜びであり、大きなエネルギーになります。
ひとつひとつ丁寧にこころのひだに訴えかける”ものづくり”を今後も追求していきます。

株式会社シネマ工房 代表取締役社長 奥村恵一

会社概要

  • 事業内容
    映写用スクリーンの企画・製造・販売
    視聴覚(映像・音響・照明)システムの企画・設計・製造・施工
    室内装飾の企画・設計・製造・施工
    舞台装置の企画・設計・製造・施工
    上記に関連する保守・メンテナンス
  • 建築許可番号
    京都府知事 許可(般-26)第32809号  建設業の種類 機械器具設置工事業
  • 営業品目
    • スプリング巻上スクリーン(ケース入り)・(天板式)
    • 手動傾斜スクリーン(スピードコントローラー付)
    • 電動スクリーン(ケース入り))・(天板式)
    • ホームシアター電動スクリーン
    • 電動傾斜スクリーン(ケース入り)・(天板式)
    • 大型上巻式電動スクリーン
    • 大型下巻式スクリーン(電動式・ウインチ式)
    • 張込式スクリーン
    • パネルスクリーン
    • 各種リアスクリーン
    • モバイルスクリーン
    • マグネットスクリーン
    • 三脚スクリーン
    • 掛け図スクリーン
    • 組立て式スクリーン(Durafold)
    • 影絵スクリーン
    • 短焦点プロジェクター対応スクリーン
    • 3D用シルバースクリーン
    • その他別注スクリーン
    • 各種昇降バトン(電動・手動)
    • 電動暗幕
    • 電動・手動視聴覚装置
    • ディスプレイハンガー
    • プロジェクターハンガー
    • 地図掛け
    • 教示ミラー
    • スクリーンボックス
    • ディスプレイスタンド
    • ディスプレイラック
    • 壁面取付金具
    • AVラック
    • ほか あらゆるプレゼンテーション装置 一式
  • 設  立
    平成4年4月6日
  • 資 本 金
    1500万円
  • 代 表 者
    奥村恵一

会社沿革

  • 平成4年4月
    大阪府枚方市尊延寺において工場開設する。スクリーンの製造に際し、過去の経験をもとに、高品質・高性能な商品づくりを目指す。
  • 平成4年5月
    シネマスクリーンの製造販売を開始する。巻上スクリーンのケースデザインおよび取付方法に斬新なアイデアを導入。
    さらに、電動OHPスクリーン・パネルスクリーンにご好評をいただく。
  • 営業品目
    株式会社オプチカルスクリーン倒産によりショックナイスクリーンをはじめとする規格商品の引継ぎを開始する。
    従来の規格品に加えてより幅広いニーズに対応できる豊富な品揃えとなる。
  • 平成6年1月
    工場を拡張する。専門的取付工事不要の赤外線リモコンスイッチで簡単操作のスクリーンを新発売。
  • 平成6年6月
    総合カタログ第1号が完成する。総合的スクリーンメーカーとして、営業展開を開始する。
  • 平成8年6月
    総合カタログ第2号を配布する。主に大型スクリーンの製作に力を注ぐ。
    他社にできないスクリーンのメカニックに挑戦し、評価を受ける。
  • 平成9年6月
    総合カタログ第3号を配布する。会社全景・工場内事務所・工場内部・試写室をカタログに掲載し、より身近に弊社を知っていただく。
    ショックナイスクリーンに変わり、スプリング巻上スクリーンの停止機構にスピードコントローラーを装備する。
    それにより巻上時の衝撃を吸収することに成功。
  • 平成9年11月
    京都府八幡市川口東頭に、倉庫を増やす。総合的スクリーンメーカーとしてさらなる企業努力と社会に貢献できることを目指す。
  • 平成11年8月
    現社屋の隣接地に倉庫並びに工場を増設する。生産性の拡大をはかり、スクリーンメーカーとしての業界での評価も高まる。
  • 平成13年1月
    首都圏営業所を開設する。積極的な営業展開を目指す。
    スプリング巻上スクリーンの機構にロータリーストップ機構を開設し、「止まりにくい」とういうイメージを解消。
  • 平成17年10月
    福岡営業所を開設する。
  • 平成23年6月
    短焦点プロジェクター対応スクリーン、電動巻上3Dスクリーン、シームレススクリーンを発売し、映像トレンドに応じた他社にはないスクリーンの開発を目指す。

経営理念

シネマ工房は、環境・安全に配慮した
ものづくりを行なっています。

KES認証登録
2007年1年1日よりKESステップ1の認証をうけ、企業活動において環境への負荷を管理・低減するための取り組みを行っています。
※KESは「環境マネジメントシステム」の規格です。詳細はこちら
シックハウス対策
改正建築基準法の13物質の学校環境衛生基準を順守しています。
RoHS指令対応
EUの有害物質規制に対して対処すべく取組中です。
EUのRoHS指令
EUのRoHS指令 ※(有害物質規制)に対応。
※電気電子機器を対象に、Pb(鉛)、Cd(カドミウム)、Hg(水銀)、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PEDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6つの有害物質の使用量が規制された指令。
製造元ラベル・シリアルNo.
シネマ工房は社名の「工房」の通り、スクリーンを一台、一台手作りしています。台数はできませんが、安心してお使いいただけるよう丁寧に製作しております。ものづくりの品質に責任と自負を持ち、MADE IN JAPANとシネマ工房の名前で製造元ラベルとシリアル№を貼っております。
防炎ラベル
※シネマ工房は、消防法第8条の3第2項の規定に基づき防災表示者認定を受けています。
Scla(スクラ)とは?
シネマ工房のオリジナルブランドです。
スクリーン(Screen)の「S」とシネマ工房(Cinema-kobo)の「c」、そして、皆さんの役に立ち、喜ばれるために、製品の品質や技術を追求していく精神を持ち続けることを期して、ラボ(Laboratory(研究所))の「la」を組み合わせました。

小さなスクリーンから大きなスクリーンまで弊社工場内で検品して出荷しております。
また取付状況に応じて規格外のサイズや別注の取付金具などの製作が得意です。

環境への取り組み

シネマ工房は、環境負荷を低減する取り組みを行っています

当社では、地球温暖化防止京都議定書会議を契機に京都市や京都工業会などが中心となって、中小企業向けの簡易な環境管理システムとして開発されたKES環境管理システムSTEP1の認証を取得し、以下のような取り組みを行なっています。
また、環境庁が主宰するチームマイナス6%の趣旨に賛同して、従業員への環境意識啓発や、身の回りから始める省エネ活動を推進しています。

KES環境宣言

基本理念
株式会社シネマ工房は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、全組織を挙げて環境負荷の軽減に努力します。
方針
株式会社シネマ工房は、映像関連装置の製造・販売に関わる全ての活動、製品及びサービスの環境影響を軽減するために、次の方針に基づき環境マネジメント活動を推進して地球環境との調和を目指します。
  • 1.当社の活動、製品及びサービスに係わる環境影響を常に認識し、環境汚染の予防を推進するとともに、環境マネジメント活動の継続的改善を図ります。
  • 2.当社の活動、製品及びサービスに係わる環境関連の法的及びその他の要求事項を順守します。
  • 3.当社の活動、製品及びサービスに係わる環境関連のうち、以下の項目を環境管理重点テーマとして取り組みます。
    • (1)クレーム発生原因と防止対策の検証で、未然防止ノウハウの蓄積を通じた資源ロス抑制
    • (2)生地裁断の際の歩溜まりの向上等により事業所廃棄物排出量の削減
    • (3)会社周辺の清掃による社会貢献と定例環境教育等による環境意識の啓発
  • 4.一人ひとりが環境負荷低減活動を積極的に実践できるように、この環境宣言を全従業員に周知するとともに一般の人が入手できるようにします。
  • 5.八幡市工業会・八幡市工業団地交流会などの地域の環境改善活動に積極的に参画します。
上記の方針達成のために、環境改善目標を設定するとともに、定期的に見直し、環境マネジメント活動を推進します。

制定日 2005年12月13日
改定日 2014年01月11日
株式会社シネマ工房 代表取締役社長 奥村恵一

主な掲載記事

読売新聞
2004年4月16日掲載
京都新聞 山城版
2003年9月13日掲載
京都府中小企業総合センター
ホームページ掲載記事

元気出せ関西ー元気印特注に応じ技術向上

シネマ工房
 奥村恵一社長(56)が約30年間勤めた映写用スクリーン業界の最大手を辞め、身内ばかり5人で起業した。
副社長は、妻の雅子さんだ。
 手がけるのは、液晶プロジェクターやOHPの映像などを映すスクリーンだ。主に、会議室や教室で使われるが、
既製品のサイズが合わないこともある。細かい注文に応じることで、業績を伸ばし、業界3位にまで成長した。
 奥村社長は「特注を避けるところも多いが、一つ一つがノウハウの蓄積になる。逃げたらおしまいと踏ん張るうちに、
技術力も高まった」と振り返る。

 商品の善しあしは、反射効率で決まる。微粒のパールエッセンスを表面加工したり、
光学レンズのガラス球を表面にちりばめたりと、工夫を凝らす。
 スクリーンは、普段は収納しておくため、巻き上げる技術も必要だ。遠心力で上下させるタイプが主流だが、特許の「ロータリーストップ機構」では、静かで緩やかな動きを実現し、スクリーンの痛みも減らした。
 社名の「工房」は、「数をこなすより、モノづくりに徹する」という決意の表れだ。
ただ「シネマ」と銘打つも、映画館向けは手がけていない。「最近は、ホームシアター向けの注文もある。うちのスクリーンで映画を楽しむ家庭が増えると、うれしい」と映画好きの素顔をのぞかせた。

元気です 人・店・企業
映写用スクリーン製造 シネマ工房(八幡市)

ー簡単操作の独自技術 少量多品種にも対応ー

ちょっとした表情で見せる感情の機敏、大迫力の爆発シーン、コンピュータグラフィクスにより作り出された宇宙空間…。
最新技術に工夫や苦労を重ねた映像も、美しく映し出すスクリーンあってこそだ。
「シネマ工房」は、会社での会議や学校での教材、舞台装置などで利用するスクリーンを製造する。生地の裁断や縫製など
工程の多くが手作業で、社名の「工房」の由来でもある。
 同社は、大阪のスクリーン製造会社に三十年近く勤めていた奥村恵一社長(56)が1992年に枚方市で独立して設立、
96年八幡市の上津屋工業団地内に移転した。

 従業員は五人で出発したが、長引く不景気の中で順調に業績を伸ばしてきた。現在、業界内三位の国内シェアを誇り、従業員も三十人を超える。
「少量他品種で、ていねいな商品を作ってきた。リスクがあるものも引き受け、さまざまな要求、細かいクレームにもきちんと対応してきました」と奥村社長は話す。「映像を欲しがっていれば、しんどくても手をかけて提供したいですから」独自技術にも自信を見せる。
従来型の天吊式スクリーンでは、停止と解除にコツが必要で、巻き戻すときに勢いがつき、スクリーンの耐久性に課題があった。
同社の製品は特許の「ロータリーストップ機構」という、スピードや力に関係なく、簡単に操作できる機構を備える。業界では先進的な米国でもできていない技術だという。

我が町の企業紹介 ~京都府 北から南から~
株式会社 シネマ工房

京都と大阪の中間に位置し、石清水八幡宮や松花堂などの歴史・文化資源を有し、第二京阪道路の開通・京都第二外環状道路の開通予定など、交通拠点として注目される八幡市の上津屋工業団地。ここで映写用スクリーンを製造されている株式会社シネマ工房の奥村恵一社長をお訪ねしました。多品種少量生産を強みに全国展開されています。

スクリーン製造業界に40年

 大阪にあるオーエスという叔父がやっていた会社に創立当時から30年近く勤めていました。経営方針などが変わったのがきっかけで、退職したのが13年前です。
 それから半年ほどして会社を立ち上げました。創業するといっても業務内容は元勤めていた会社がスクリーン製造メーカーでしたので同じ業務です。やっぱり自分が長い間やってきたことしかできないと痛感して他に選択肢がありませんでした。
 平成4年に身内ばかり、5人で始めました。バブルがはじけて不景気の中、よくここまでやってこられたと思います。ですから前の会社とこの会社の10年ほどと合わせて40数年スクリーン製造業界にいることになります。
 現在は国内シェア業界第3位です。取引先は主に会議室、講義室の設備である黒板や映像関係を扱う会社です。

上津屋工業団地で新たな出発

 創業当初は50坪ほどの枚方の貸工場からスタートしました。この地に移ったのは平成8年です。当時私が土地を探しているのを知っていた仕入先の工具屋さんが教えてくれました。
 お墓が横にあるので最初は迷いましたが、商売には縁起がよいと聞きここに決めました。
 創業当時は私が製造から営業まで何もかもやっていました。特殊な業界ですので資金があっても材料が買えるとは限らないんです。その点、前の会社でも各部門に携わっていましたから業者との信頼関係もあったし、この道に長くいた経験が活かされました。

独自の技術へのこだわり

 当社の業績が伸びたのは、大手では引き受けないリスクのあるものや、細かい注文に対応してきたからだと思います。
オリジナルの技術を追求して、失敗してもやり直したらよい、という考えのもとに何でも積極的に取り組んできました。
その一つひとつがノウハウの蓄積になります。逃げたらおしまいと思っています。これが当社の基本理念です。
商品構成は徹底的な少量多品種で、例えば20mほどの大スクリーンを作っている横で小型のものを作るという状態で、
同じものを多くつくることはありません。間口は広く、数量よりもきめの細かい丁寧なものづくりをすることが、
「工房」という名前をつけたこだわりです。

 平成4年に会社を設立以来、関西、東京を中心に大学、ホテル、企業など260以上の大会場のスクリーンを手がけてきました。
最近は講堂や会議室だけでなく、ビアガーデンなど多くの人が集まる所にスクリーンを設置するなど、様々な場面で需要が増えています。
プラズマテレビの普及も気になりますが、大会場にはスクリーンが必要だと思います。特に当社は特注が得意ですし、また、液晶プロジェクターを使ったプレゼンテーションの需要も広がってきています。
 天吊型のスクリーンの場合、従来の遠心力を使ったツメ式では停止と解除にコツがいります。当社の製品は、ひっぱったり戻すときの力やスピードに関係なく停止と解除ができます。

 日本では当社と(株)オーエスだけが作っています。構造的には簡単なようで非常に難しく、
スクリーンの両端についているロータリーストップ機構は、プラスチックに特殊な溝を掘って、その中に直径1mm程度の粒子を泳がすことに
よって、微妙な力の調整をしています。この部分が大きなポイントで特許をとっています。中国もアメリカも
これができていません。例えばアメリカなら、ユーザーが加減して操作してほしい、という考え方です。
日本ではそういうものは商品として通用しないし、細かいニーズに応えることで、新しい使いやすい商品が生まれます。
 また、生地メーカーと共同で環境に優しいスクリーンの開発や、カラー鋼板の収納ケース、再生可能なアルミ天板を採用しています。
価格、耐久性などでまだまだ改善の余地がたくさんありますが、メーカーとして新しく取り組んでいかなければならない課題だと思っています。

これからも着実に一歩ずつ

 これからも地道に長くやっていけたらというのが正直なところです。一定の評価を受けてユーザーのニーズに応えた商品を提供していければ
それ以上の欲はありません。ただ社員への責任は大きいですから、とにかく会社の継続が先決です。
 ここ八幡はあまり大きく変わらないのが魅力です。昔からの風情があってよいと思います。
ただ交通面では第二京阪道路に加えて高速道路が久御山町から大山崎町につながり便利になりましたので、この場所は本当に
よかったと思います。私用では通勤が大変便利になりましたし、物流面でもこれから効果がでてくると思います。

電話でのお問い合わせ

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    〒614-8175
    京都府八幡市上津屋石ノ塔 70 番
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    FAX
    075-971-0320
  • 東京営業所
    東京都豊島区南池袋 3 丁目 18-37
    WAVE(ウェーブ)ビル1F
    TEL
    03-5911-7377(代表)
    FAX
    03-5911-7388
  • 福岡営業所
    福岡県福岡市博多区那珂 6 丁目
    22-19 那珂 fine ビル
    TEL
    092-433-9310
    FAX
    092-433-9320